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キャリア自律を促しているのに、なぜ現場は変わらないのか ― 「将来を考える自律」と「仕事で成果を出す自律」をつなぐ
キャリア面談も研修も用意した。それでも、現場の働き方はあまり変わらない。キャリア自律を進めている人事の方なら、そんな手応えのなさを感じたことがあるかもしれません。 キャリア自律と仕事の自律は、同じではない 企業が「キャリア自律」を掲げるとき、そこには2つの期待が重なっているのではないでしょうか。1つは、社員が自分の将来のキャリアを考え、主体的に選ぶこと。もう1つは、日々の仕事でも、自分で考えて成果を出すことです。 会社が用意するキャリア面談や研修は、前者を支えるものが中心になりがちです。一方 ...
スキルを見えるようにしたら、社員は社内を動けるのか ― NTTの社内スカウトに見る「探しにいく」配置
社員のスキルをデータで見えるようにすれば、社内の異動は進むのでしょうか。 NTTが2026年10月に始めた社内スカウトの仕組みから、人が社内を動くために何が必要かを考えます。 NTTは、社員の応募を待つだけでなく、探しにいく 66社・約10万人を対象に、組織から直接声をかける 2026年10月22日、NTTはオファー型の人事制度「NTT Group Job Scout」を始めると発表しました。 社員が登録したスキルや経験、キャリアの志向をもとに、グループ各社の組織が、必要な人材に直接オファーする仕組みです ...
生成AIの利用を禁じても、人事データは守れるのか ― パナソニックの事案を人事システム導入の現場から考える
「社外の生成AIに、個人情報を入れてはいけない」。このルールを決めている会社は多いはずです。 では、そのルールだけで、人事データは守れるのでしょうか。パナソニックのグループ会社が公表した事案から、人事システムの導入の現場で何が起きやすいかを考えます。 人事システムの導入中に、33万人分のデータが外部AIへ 利用を禁じた外部AIに、メンバーがデータを入れた 2026年10月23日、パナソニック オペレーショナルエクセレンスは、人事情報システムの導入プロジェクトで、メンバーが社内で利用を禁止している外部の生成 ...
エンゲージメント調査のあと、管理職をひとりにしていないか ― レゾナックが生成AIで支える職場改善
エンゲージメント調査の結果が届いたあと、その数字をどう読み、職場で何を話すかは、管理職ひとりに任されていないでしょうか。AIで管理職の仕事が「管理」から「判断と育成」へ移ると言われるいま、レゾナックが自社で開発した生成AIのアプリから、調査結果を職場の改善につなげる支え方を考えます。 AIで、管理職の仕事は人と方針の側へ移り始めた AIで減ったのは、資料作成と情報収集だった アクシスコンサルティングが2026年10月22日に公表した調査は、課長級以上で部下を持つ639名に、AIで管理職の仕事がどう変わった ...
取締役会は、人への投資をどう問うか ― 戦略とのつながり・途中経過・未達の分析という3つの視点
人への投資が取締役会の議題になったとき、社外取締役はどこまで踏み込んで聞けばよいのでしょうか。研修や人事制度といった個々の施策の説明から視座を一段上げ、全社の戦略と資源配分の観点から問うことを、コーポレートガバナンス・コードの原文をもとに整理します。 人事方針が議題になるかは、経営への効き方で決まる 人的資本は、成長投資の一つに数えられている 2026年7月に改訂されたコーポレートガバナンス・コード(以下、CGコード)は、取締役会の主な役割として、成長の道筋を描くなどの戦略的な方向付けを挙げ、成長投資など ...