一条工務店で建てた家に2020年2月から住み始め、早4年が過ぎようとしています。
今回は、一条工務店の売りの一つである、屋根に全面設置できる太陽光発電システムの実績を検証したいと思います!
基本情報:設置した太陽光発電システムの容量
まずは、わが家に設置した太陽光発電システムについて確認しましょう。
一条工務店の太陽光システムは、写真のように、屋根全面に設置できるため、大容量のパネルを設置することができます。
わが家の太陽光パネルは、5.250kW分の容量を搭載しています。
オール電化、全館床暖房・床冷房付きで、夏場・冬場は常に床暖房・床冷房を稼働させています。
太陽光発電システム導入のメリット
太陽光発電システムを導入するメリットを挙げてみました。
大きくはお金の面ですが、それ以外にも、環境への配慮や災害時の電力確保など、メリットはたくさんです!
- 電気料金が削減できる:
これが一番大きなメリットですね。オール電化で家も広くなったので、光熱費削減は大事。 - 売電収入が得られる:
余剰電力を売って収入が得られるのも大きなメリットですね。
但し、固定買取価格なのは10年のみ。10年以降は買取価格は大幅に下がるので、このメリットが得られるのは最初の10年のみです。 - 補助金がもらえる:
各自治体で、太陽光パネルを設置した住宅に補助金出しているため、設置時の負担を実質安くすることが可能です。
私が申請したのは2020年で、自治体からの補助金は5万円だったのですが、2023年は20万円になってる💦
東京都では2025年4月から新築住宅の太陽光発電設備設置義務化に向けた制度も動き出しており、補助金額も大幅拡充している模様です。
自治体の補助金情報は要チェックですね! - 環境への貢献をする:
再生可能エネルギーが家で作れて、環境への貢献もできる!というのも気持ち的に嬉しい^^ - 資産価値を向上させる:
今後、住宅の価値はどうなっていくのやら・・・という感じではありますが、太陽光パネル設置の光熱費おさえられる住宅、というのは一つの魅力になりますね♪ - 災害時でも電力を確保できる:
停電や災害が起こったときに、昼間の間だけでも電力を確保できるのは大きな安心感です。スマホの充電やちょっとお湯を沸かすなど、最低限の電力確保ができるのはありがたい。
この4年間の節約金額はいったいいくら??
さて、そんなわけで、2020年の2月に設置して以来、どの程度の金額が節約できたのか、計算してみました!
すると驚くことに、なんと、この4年間で、75万円ほどの節約効果がありました!!
太陽光が発電した電力のうち、売電額と、消費した分(節電額)を合わせて、TOTAL回収額としました。
売電額は1kWhあたり24円(東電が買ってくれる金額)、電気代節約額は1kWhあたり35.96円(現在のプランの昼間の電気料金)で計算しています。
年 | 発電量(kWh) | うち売電量(kWh) | うち消費量(kWh) | 売電額(円) | 節電額(円) | TOTAL回収額(円) |
2020 | 5,781 | 3,200 | 2,581 | 76,805 | 92,813 | 169,618 |
2021 | 6,613 | 3,608 | 3,005 | 86,594 | 108,056 | 194,650 |
2022 | 6,466 | 3,453 | 3,013 | 82,870 | 108,362 | 191,231 |
2023 | 6,684 | 3,608 | 3,076 | 86,594 | 110,618 | 197,212 |
752,712 |
投資効果を確認してみました
太陽光発電システムの初期コストを踏まえ、投資効果と今後の予測値を確認してみました。
初期費用
太陽光発電システムの導入にかかった初期費用は、ずばり、1,399,036円です。
東京都から補助金50,000円が出たので、その分を差し引いています。
現時点での残コスト
初期費用 1,399,036円 ー 4年間でのTOTAL回収額 752,712円 =646,324円
あと、646,324円を回収できれば、その後はプラスになっていくのみです!
今後の投資効果(予想)
今後、同様のペースで発電ができると仮定し、以下のように前提条件を設定しました。
✔ 年間の売電額(10年目まで)=85,352円(直近3年間の平均額)
✔ 年間の節電額 = 109,012円(直近3年間の平均額)
✔ 11年目以降は、売電収入0
※電気の固定料金買取制度は10年目までのため
そして、20年目には約160万円、30年目には約270万円もの投資効果となることがわかりました!
年目 | 年 | 回収額(円) | 残金(円) |
5 | 2024 | 194,365 | -451,960 |
6 | 2025 | 194,365 | -257,595 |
7 | 2026 | 194,365 | -63,231 |
8 | 2027 | 194,365 | 131,134 |
9 | 2028 | 194,365 | 325,499 |
10 | 2029 | 194,365 | 519,863 |
11 | 2030 | 109,012 | 628,875 |
12 | 2031 | 109,012 | 737,887 |
13 | 2032 | 109,012 | 846,898 |
14 | 2033 | 109,012 | 955,910 |
15 | 2034 | 109,012 | 1,064,922 |
16 | 2035 | 109,012 | 1,173,934 |
17 | 2036 | 109,012 | 1,282,946 |
18 | 2037 | 109,012 | 1,391,957 |
19 | 2038 | 109,012 | 1,500,969 |
20 | 2039 | 109,012 | 1,609,981 |
21 | 2040 | 109,012 | 1,718,993 |
22 | 2041 | 109,012 | 1,828,005 |
23 | 2042 | 109,012 | 1,937,016 |
24 | 2043 | 109,012 | 2,046,028 |
25 | 2044 | 109,012 | 2,155,040 |
26 | 2045 | 109,012 | 2,264,052 |
27 | 2046 | 109,012 | 2,373,063 |
28 | 2047 | 109,012 | 2,482,075 |
29 | 2048 | 109,012 | 2,591,087 |
30 | 2049 | 109,012 | 2,700,099 |
残る課題
10年間の固定買取制度が終わった後は、消費しきれなかった電気の行き場がなくなってしまいます。
ここについて対策を行うことで更にプラスの効果を生むことも期待できるので引き続き検討したいと思っています。
まとめ
本記事では、4年間の我が家の太陽光発電システムの投資効果を検証してみました。
あらためて検証してみると、数十年単位で考えれば非常に良い投資だったなーと思います。
太陽光発電システムの導入を検討されている場合は、是非参考にしてみてください!
太陽光発電システムの初期投資は、約7~8年で回収できそう
今後は20年で160万円、30年で270万円ほどの効果が出そう
但し、10年間の電気買取制度が終了した後は、消費し切れなかった電気分がもったいなくなるため、対策が必要(この話はまた別で)
参考リンク
お金の健康も、自分自身のウェルビーイングのためには大事♪
色々な観点から、ウェルビーイングになっていきましょう!
子どものウェルビーイングのために親がウェルビーイングになろう!